これは定年の1年ほど前のこと。
住まいは築30年弱の2世帯住宅。両親はすでに旅立った。上の娘も嫁いでいき、3人家族の今では必要以上に広い家になってる。家内は「土地を買って小さな平屋を建てたい」などと言ってるが、さすがにそれは夢物語に過ぎる。生活の拠点を2階から1階に移したため、今は親世帯のお下がりを使って生活しているような状態だ。なので老後を少しでも気持ちよく便利に過ごすためにリフォームを考えてみた。
まずは掃除してもカビがすっきりと取れない上に、当たり前のように窓がついていて冬はとても寒いお風呂。必要に応じて収納を買い足したために雑然とした雰囲気になってるキッチン収納。最近コンロの消し忘れを頻繁にやらかしてしまうので、安全のためにIHにするついでにシステムキッチンも新調。ゆくゆくは洗面所も一新したい。家内はもったいないから風呂だけにしようと言っていたが「健康でいるならこれから20年ぐらいは使うことになる。それなら元気なうちに使い倒せるように今のうちに新しくしよう」と提案してみた。
リフォームに関係する補助金について調べてみるとお風呂やキッチンの補助金をもらうためには内窓のリフォームが必須条件になっていた。仕方ないので条件をクリアするための「アリバイ作り」で1枚だけでも内窓をつけるしかないな。そんな説明を家内にしたら「快適に過ごすならキッチンより内窓の方が重要だと思う」と彼女にしてはかなり前向きな意見。枚冬の結露にはよほど嫌気がさしているらしい。それならということで納戸と誰も使っていない和室以外は全て内窓を設置することにした。
ここまでの内容で業者に見積もりを取ってみると想定よりもかなり高くなってしまった。「それならDIYで」と思ったが補助金をもらうためにリフォーム業者に依頼することが条件になっている。内窓は必須工事なのでこれは業者に依頼。ユニットバスのDIYもハードルが高そうなのでこれも業者に依頼。システムキッチンと洗面所は出来るタイミングでDIYしていくことにした。
これからの時間を使い、自分の手で少しずつ我が家を整えていくのも悪くない。老後を快適に過ごすためのリフォーム計画がこうして動き始めた。

